2013年6月13日木曜日

■弓道部の思い出

私には、
ささやかな「野望」があります

欲望とも、
希望ともちがう…

「野望」

辞書によると、”分不相応な望み”です
(赤字だとちょっとエグイ...)


それは、
「弓を引き分けたい」
というものです

近くの弓道場にいけば、
道具を持ってなくてもできることなんですが、

何となくハードルが高くなって、
「野望」というのがぴったりくる…


そんな私は、高校時代に
弓道に明け暮れる3年間を送りました



入部したきっかけは、
母から言われた
「弓道なんか、いいんじゃな〜い?」
という一言(浅...笑)


ミーハーな気持ちで
道場を訪れた私でしたが、


弓に触れた時
フルフルと武者震いするような感覚を覚え、


以来、
コーチ不在の弓道部で
3年間過ごすことになりました


私を夢中にさせたのは、
  —ちょっとカッコつけっぽいですが

邪念をふるい落としてくれる
一連の所作

目が静かに冴える
矢が風を切る音

心と頭と体が
ぴたっと「ハマった」ときの瞑想状態


これに尽きました


今でこそ
ハタヨガをしたり、
瞑想したりもしますが
(そして、ややインストラクター等もしたり…すみません)


今思うと、
弓道で出会った静謐さは
独特なものがあったな〜という気がします


それが何だったのか?
という問いかけが

弓道からはなれてからも
時々心に浮かんでいたんですね


繰り返しになりますが、
当時の弓道部は
コーチ不在で、

生徒だけで
「道」を試行錯誤している
ちょっと変わった集まりでした

(もちろん、顧問はいましたが、
 指導はなかったんですよね
 なんでだったんだろう?)


そういう事情もあって、
生徒それぞれ「射形」が個性的…

また、
曲がりなりにも「道」なのに
そばに大人がいなかったこともあって
礼儀がなっていませんでした

(それでいて入賞常連校という
 かわいげのないチームだった)


試合にいくと
他校の生徒からは
奇異な目で見られていましたし


たまにお邪魔する
一般道場の大人からは

「また●●校か」
と苦い顔をされていました


ところが、
そんなチームにあって
私はなぜかクセが少なく、

中り(あたり)はともかく、
綺麗な射形だと
OB、OGから褒められました


そういえば、
早気(はやけ)
という弓道家を悩ます
クセにおかされることもなかったなぁ

(早気は、文字通り、
 矢を放つタイミングを待てない状態
 これになると、結構辛い)


それは、
バレエをしていたことも
影響したような気がしていますが

ともかく
弓を引き分ける時の
胸がぐいーっと開く気持ちよさと、

矢を射るエネルギーが充実する
「会」の時間は

中り(あたり)以上に好きだった
本当に


そんなことを
写真を整理していて
思い出しました


弓を引き分ける動作、
ヨガしたりストレッチの合間に、
無意識にときどきやっちゃうんだよなぁ…

ちょっとだけでもいいから、
近いうちに弓に触れたいなぁ

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